春の彼岸も過ぎ、少しずつ暖かくなり桜は最近の雨で葉桜になってしまいましたが、そろそろ夏の足音が聞こえてくる様な気がします。夏と言えば、やはりお盆の時季でありお墓参りに行かれたり棚経をされたりと御先祖様との絆を深めやすい時季でもあります。供養の形とは、お宅お宅でそれぞれですが普段から自身のお気持ちを一番最初にお供えするという心を持って頂いて今後の供養に努めてもらえれば幸いです。 合掌
2015年5月12日
春の彼岸も過ぎ、少しずつ暖かくなり桜は最近の雨で葉桜になってしまいましたが、そろそろ夏の足音が聞こえてくる様な気がします。夏と言えば、やはりお盆の時季でありお墓参りに行かれたり棚経をされたりと御先祖様との絆を深めやすい時季でもあります。供養の形とは、お宅お宅でそれぞれですが普段から自身のお気持ちを一番最初にお供えするという心を持って頂いて今後の供養に努めてもらえれば幸いです。 合掌
2015年3月6日
先日、グルメ番組を見ていると、和食のユネスコ無形文化遺産登録に尽力された老舗料亭「菊乃井」主人村田吉弘氏が、「和食の真髄は、だしのうまみであり、かつお節と昆布から取っただしの味は、我々日本人の味覚のDNAに刻まれている」と、語っておられた。
真言宗の坊さんである私は、日本仏教の根本は、葬式、供養などの死者を弔う儀式や先祖に対する感謝の気持ちであり、それは、日本人の信仰心に刻み込まれていると思っている。
現代の日本では、だしを取らないで料理をする家庭も多いし、子どもの好きな料理で挙げられるのは、カレー、ステーキ、ハンバーグ、ラーメンなどの和食以外が多い。だからといって、和食は要らないということにならないのは、誰もが分かることだ。
家に仏壇が無かったり、ごく一部の特殊な寺が高額な戒名料を請求するからといって、「葬式は要らない」などと儀式を軽んじてしまうと、先祖に対する感謝の気持ちは無くなり、日本人が古来から持つ信仰心を捨てることになるのではないか。
村田吉弘氏は、和食文化の衰退に危機感を持っておられ、無形文化遺産登録から、学校給食の見直しなどの行動を起こしておられる。
私も「葬式は要る」ということを、このブログで言い続けていきたいと思う。
2015年2月10日
小生のように在家から出家した者は、檀家さんにとっては興味があるらしく、よく動機とメリットデメリットについて聞かれる。動機については、面倒くさいのでお大師様に導かれたと格好のよいことを答えるが、本当は得度しておけば何処でのたれ死んでも、自己責任だと思っていた事がある。が いざ此の世界に入ると不思議と生きる欲が出てくるのである。人は欲張りに出来ているようである。メリットについては一番には、タバコをやめたことである。まさか修行僧が高野山でタバコを吸う訳にはいかないのでいとも簡単に止めることができた。もう二十年になる。二番には、酒を飲まなくなったことである。車に乗る機会が増えたのでこちらもあっさり止めることができた。恐らく在家のままだと車を運転する事無く一生を終えたかもしれない。こちらも二十年になる。三番は、ギャンブルをしなくなった事だろう。あと早寝早起き、野菜果物、豆腐中心の食生活、大声をだす。かぞえあげればきりが無い。が最大のメリットは多くの方々に出会ったことであろう。人はすべからく例外の人生を歩くのであるがより多くの檀家さんに出会いその生き方の凄さを垣間見た時自分の浅はかな人生をただ恥じるのみである。いい坊さんは檀家さんが育ててくれる。といわれるが、人生の達人である多くの檀家さんと出会い現世でのひと時を共有出来た事を幸せに思う。デメリットは笑う機会が随分と少なくなってしまったような気がする。
2015年1月16日
今年は未年です、未年は我慢の年でもあると言われています、未が頑張ってため込んだ毛が刈り取られるように、今まで溜めてきた物が取られてなくなると言う、ある意味悪いイメージかもしれません。
誰かに取られると考えるより、自分から与えると言うふうに考えを変えると案外腹も立たないのかも?これは仏教で言うところの施し(布施)で有り分け与える心のゆとりでもあります。
今自分自身、そんな心の余裕ないわ~と言う人ほどある意味今年は開運のチャンスではないでしょうか。
開運の方法それは、うまくいってない時こそ、他人の為に何かをすると、自然と自分に帰って来るはずです。
自分が変わると周りも変わる、未来を変えるのはあなたしだいです。
2014年12月18日