大阪で、納骨・祈祷のお寺

  • 亀老山 大聖寺
  • 大阪のお寺
  • 真言宗 不動寺

髪なし007リレーブログ | 永代供養・納骨のお寺なら【大聖寺/不動寺】

2013年2月22日

暦の上では立春も過ぎ、場所によれば春一番が吹いたと言うニュースを耳にしたものの、まだまだ厳しい寒さが続いておりますが、皆様、御元気でいらっしゃいますでしょうか?

さて先日、私は大阪城へ梅を見に行ったのですが、雨のせいか人は少なく、梅も「やはり」、と言うべきかまだまだ見ごろには程遠い印象を受けました。しかし和歌山県の何処かではツクシが頭を出したとか。春の気配も少しずつ感じられるようになって来ました。

しかしながら、我々人間にとって、いくら寒かろうが暖かかろうが、予定(スケジュール)は待ってはくれません。つい先日も高校の入学試験があったそうです。

そこで既に、合格を勝ち取った者もいれば、惜しくも第一志望へ届かずに第二、第三志望への合格を目指す者もいるでしょう。

その人その人で、現状は様々でしょうが、例え今うまく行っていなくても、悲観する事はありません。どのような高校(大学・会社)であれ、あなたにとってマイナスの要素など全く有りません。重要な事は、環境に左右されずに、ただ黙々と、努力し続けることだと思うのです。

上で述べた人々だけでなく、既に定年退職なされた方、又は、現在後輩を育成する立場にあるという方も勿論いらっしゃるでしょう。

その様な方々にも、今年度の目標として掲げられた事(物)が有るかと思います。

春はよく、出会いと別れの季節だと言われますが、色々なものが芽吹く季節でもあります。

さぁ、春はもうすぐ其処まで来ています。どうかこの春が、皆様にとって芽吹きの多い季節であるよう願っております。


2013年2月5日

 残寒の候、大聖寺、不動寺両檀信徒様に於かれましてはご健勝にてお過ごしの事と心よりお喜び申し上げます。

 

 さて先日、2月3日に星まつり大法要を不動寺本堂にて執り行いました。日曜日ということでたくさんの方に御参詣いただき僧侶一同、心より厚く御礼申し上げます。

 今回祈願いたしましたお札、お守り等で御座いますが、お札は神棚、もしくは粗末にならないところにお祀り頂きますようお願い致します。毎日目に付くところでもいいですね!!お札を見て自分の祈願したことを毎日の目標としていただくとありがたいです。

 お守りは肌身離さずお持ち下さい。今回携帯電話祈願というものを始めさせて頂きました。携帯電話はほとんどの方がお持ちになっておられると思います。携帯電話より新しくご縁を頂き、また守り本尊とする、という意味が御座います。

 星まつりだけではなく常時祈願をお受けいたしますので、携帯を新規購入された方、また機種変更をされた方、新しくご縁を授かりたい方はお寺までご連絡下さい。詳しく説明させていただきます。

 寒い日が続き、インフルエンザも流行っているそうですので皆さんもお体には十分お気をつけください。

 


2013年1月23日

平成25年となり、新年を迎え松の内も過ぎ新たな気持ちで皆様は日々を過ごしていると思います。

 

早いもので、2月3日の節分星まつりが近づいてまいりました。この星まつりでは、皆様の現世利益を祈願致します。それぞれが身体健全・家内安全・厄除開運(厄難消除)といった願い事を当山御本尊様の不動明王様をはじめ諸仏諸菩薩様に祈願し今年1年無事に過ごせる様に当山の星まつりに参加してみてはいかがでしょうか、少しでも多くの方々の御参加を心より御待ちいたしております。  合掌

 

※日時 平成25年2月3日 午後2時   3時頃法話 終わり次第、餅まきを行います。                                  


2012年12月22日

今年の日本は、ロンドンオリンピックで盛り上がり、衆議院選挙で締めくくった一年であった。

ロンドンオリンピックでは、メダルを獲得した競技から、日本人の特異性が感じられた。以下、そう思った理由二点と、その競技をピック・アップする。
1、団体競技が多い(男子体操団体、男子競泳リレー、男子フェンシング団体、女子卓球団体、女子サッカー、女子アーチェリー団体、女子競泳リレー、女子バレーボール)。
2、家族で同じ競技をしている選手が多い(以下、報道などで、把握している選手を列挙)。[体操・内村選手(父母)、加藤選手(父)、レスリング・小原選手(妹・夫)、伊調選手(姉)、吉田選手(父)、重量挙げ・三宅選手(父)、フェンシング・太田選手(父)、卓球・石川選手(母)、福原選手(母)、アーチェリー・早川選手(姉)、柔道・上野選手(姉)、ハンマー投げ・室伏選手(父)など]
以上のことから、日本人が世界の大舞台で活躍するためには、仲間や家族との絆が大きな原動力になるのではないか。
これは、一般的に言われる、日本人が農耕民族であり、共同体の中で生きてきたことに起因すると、私は単純に考えた。

次に、衆議院選挙だが、政党とは、本来、政治哲学が同じ者同士が集まっているはずである。今回、多くの政党が乱立しているのは異常ではないか(政治哲学がそんなにたくさんあるのか)と思い、以下、橘玲著「(日本人)かっこにっぽんじん」を参考に考えたことを述べていこうと思う。
ちなみに、私は、葬儀や供養の意義は、ご先祖、家族、親族、地域社会との絆・つながり・ご縁を深めるところにあると考えているのだが、これは、政治哲学に当てはめれば、共同体主義=保守派ということになるようだ。
これに対して、個人主義を推し進める政治哲学として、日本でも、ここ数年もてはやされているのが、新自由主義である。その根拠は、アメリカの経済学者M・フリードマンによる。その思想は、民主国家が債務の膨張を止めることが出来ない為に、福祉国家という体制が行き詰まり、先進国の共通の病理になっていることに処方箋を与える(北欧の福祉国家は、人口の少ない寒冷地で、住民が一ヵ所(首都)に固まって住んでいて、資源に恵まれている国でしか、成功しないこと示している)。要は、市場原理(競争原理)と民営化を武器に行政改革を行ない、小さな政府を目指すのである。

新自由主義は、小さな政府を目指すがゆえに、国家の枠組みを超えたボーダーレスな世界を目指していると言える。だから、日本人が、新自由主義の社会(自己責任の社会とも言える)を目指すならば、まずは、外国語を習得することが必須条件になるだろう。世界に飛び出して行っても生きていける実力を持ち、また、移民を受け入れて、移民とコミュニケーションを取れるようにもならなければならない。
日本人が、こうしたグローバルな人間に生まれ変われれば、オリンピックで個人種目のメダルを増やせるかもしれない。グローバルな世界で、国ごとにメダルの数を競う意味があるのかという疑問も出てくるが・・・。

別に付け加えると、新自由主義は、格差拡大による福祉・教育・犯罪などの社会不安さえも、新たな市場として市場経済に組み込もうとするために、根本的な批判が困難な思想であり、討論(ディベート)で相手を論破したり、取り込んだりするには、強力な武器になる。その痛快さ、分かり易さゆえ、大衆の支持を受けやすい思想であるとも言える。

私が考える日本人のための仏教(葬儀や供養)の存在価値は、共同体主義的な枠組みに収まってしまうのだが、新自由主義の社会でも、仏教の存在理由は別に出てくると考えられる。
というのも、M・フリードマンの考えでは、新自由主義の社会保障というのは、民間の保険会社に任される一方で、社会的弱者の生活は国家ではなく地域の共同体によって、税金ではなく寄付とボランティアで支えられるという。アメリカはキリスト教による寄付文化が根付いているが故に、こうした社会保障が実現する可能性もあるが、日本では、仏教の教義(煩悩=私利私欲からの脱却や利他・布施の精神など)を根付かせるしかないと思うからだ。


2012年10月31日

嘘も方便と言う言葉がある。方便とは、サンスクリット語でウパーヤと言い、本来、目的に近づく手段の意である。その目的に近づく為には、便宜的な手段としての多少の嘘は許されるというのが、嘘も方便の意味である。

山中教授がノーベル賞を取った時に、森口なにがしと言う人物が、 訳のわからない事を言いだし、多くのマスコミが振り回されたのは記憶に新しい。森口氏の言動を一つずつ検証すれば全て嘘に結びつくらしく、困ったものである。彼の目立ちたいだけの言動に振り回されたマスコミもさる事ながら、一筋の希望の光を見い出そうとした、難病の患者さん達には気の毒な限りである。

又、日本の世界に失った信用も大なるものがある。

彼の場合は、嘘は方便でなく、呆便である。