先日、第3回大阪マラソン大会が行われた。一流選手に混じり有名、あるいは数多くの無明の市民ランナーたちが秋空の下それぞれの目標、目的をもち悲喜こもごものランを見せてくれた。大阪大会の特徴はランナーもさることながら、回りの観客達も応援をアピールして、くるところにあるそうだ。「終わったら飲み放題!」とビールのジョッキを画いたプラカード、「やればできる子や」「苦るしかったら、代わったろか」「男前だけ手を振って」「足の痛みは気のせいだよ」「ただいま婚活中」等々勇気づけてくれる笑いを含んだプラカードが数多くあった。いかにも大阪という感じである。人生には、常に喜怒哀楽がついてまわる。避けて通れないのである。この喜・怒・哀・楽の一字一字の占める割合の大小によって人の生き方は、随分違ったものになってくる。出来るなら怒哀を忘れ、市民マラソンの応援団のプラカードのように喜楽に肩肘はらず笑いとユーモアにあふれる人生ランを送りたいものである。