大阪で、納骨・祈祷のお寺

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  • 真言宗 不動寺

2012年9月15日

暦の上ではもう秋ですが、まだまだ暑い日が続いている中、皆様方におかれましてはご健勝にてお過ごしの事とお慶び申し上げます。

さて、先日夕方のニュース番組を見ておりました所、少々気になる特集を扱っておりました。その特集とは、60代の方を中心として、「エンディングノート」と言う物が流行している。という物でした。

しかし、その特集だけでは少し要領を得なかったので私の出来る範囲で調べた所、エンディングノートとは、「最後の覚え書き」という訳になるそうで、自身の人生の記録や、残された人に伝えたい情報を書き記した冊子を指すそうです。これは遺言書とは違い、法的効力を持たないそうです。法的効力を持たない為に、気軽に作成できるという利点が有るようです。

エンディングノートを残す最大の利点としては、自身に万一の事が有った際に、家族が困らない(自身の希望する事を伝えられる)、という事が挙げられます。

また、エンディングノートの構成・項目は

  • 自身の履歴(生年月日・学歴・出身地など)
  • 資産の情報(銀行口座・ローン・カードなど)
  • 親族の情報(続柄・住所・連絡先など)
  • 友人の情報(関係・住所・連絡先など)
  • 介護・治療について(告知・臓器提供・終末治療への要望など)
  • 葬儀の内容と墓についての要望(規模・宗派・予算・喪主など)
  • 遺言的な内容(資産の相続など)
  • 電子情報について(メールやネットサービスのアカウント・パソコンデータの処分方法など)
  • 大切な人へのメッセージ

という形式になっています。

自身の最期について考えるという事は簡単な事では無いと思いますが、8月には盂蘭盆会、9月には秋期彼岸会と、ご先祖様に思いを馳せる機会も多いかと思います。また、そうしたあまり考えたくない事について考えて書いておくということで、日々を精力的に過せるようになる方もいらっしゃるのではないかと思いますので、この機に一度、御書きになってみられてはいかがでしょうか?