大阪で、納骨・祈祷のお寺

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  • 真言宗 不動寺

2011年3月19日

最近思う事

3月11日午後、未曾有の激震が東北関東地方を襲い、被害の状況が明らかになるにつれその映像に只々驚かされるばかりで余りの惨状に本当に言葉が有りません。被災された方々には心からお見舞い申し上げるともに、亡くなられた方々のご冥福を心より深くお祈り申しあげます。列島全体が深い悲しみに沈み、国民一人一人の心に深く刻み込まれ、私達が普段当たり前に送っている生活を足元から揺るがし、価値観の変換を迫る重大なものと成りつつ有ります。又、被災された方々の心を思うと私達は、胸が張り裂ける様な思いにとらわれますが、しだいに各地から応援物資が届けられ、励ましのメッセージが続々と送られている様子に熱いものがこみ上げてくるのは皆さんも同じ気持ちではないでしょうか?

 確かに17年前の阪神・淡路大震災以来、阪神間に住む私達には、当たり前の日常や命というものの尊さを深く感じさせられ、価値観を大きく揺さぶられて来たと思います。

 祈るという人の行為が宗教という枠の中だけでなく、アカデミックな場で学問され、検証可能な科学として研究されていると聞いていますが、又心を持った人のその祈る姿に以前より心動かされてきた様に思います。遠く離れたここ関西の地で今私達に出来る事は、深く呼吸をし、心を落ち着け、祈る事ではないのだろうかと思いました。人々の清らかな慈しみ、励ましの波動は必ず届き、被災地の人々を励まし癒す事でしょう。

 間もなくお彼岸が来ますが、日々の生活を新ためて見直し、目には中々見えないですがさまざまなものに思いに手を合わせるそんな祈りにしたいものです。