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髪なし007リレーブログ | 永代供養・納骨のお寺なら【大聖寺/不動寺】

2014年11月15日

 十月より月に一度、お寺で写経会が始まりました。般若心経を手本にして上からなぞるやり方で、皆さんだいたい四、五十分で書き上げられます。家庭とはまた違った雰囲気の中で、何かに集中する時を持つ事もまた、日々の生活にアクセントを付けてくれるものなのかもしれません。                               

 さてその写経ですが、昔からお坊さんの修行のひとつとして、行われてきたようです。折角なので、最後に何か解説させていただくのですが、これがなかなかまとまらなくて大変です。何分、仏教の長い歴史を僅か二百六十二文字に凝縮し、簡潔な表現でそのエッセンスを取り出しおり、構成的にもよくまとまっているようですが、余りにも短いだけに、その解釈もさまざまに読み解かれている様です。宗祖空海さんは、密教的に読まれています。

 それは、釈迦が説いた緻密で合理的な世界観をある意味で否定し、さらに発展させ、神秘性を持ち込み、とても有り難いものとして、一般の誰にでも実践できる道として提示したのでした。それは時が経ち、世の中が変化し価値観も多様化した、時代の要請でもあったのでしょう。

 お経といえば般若心経というくらい、我が国ではポピュラーで人気があるようです。この機会に是非、お寺に足を運んでみてください。

 


2014年10月30日

今回は『大一大万大吉』について少しお話をさせて頂きます。

   この『大一大万大吉』とは石田三成が気に入って使ったそうです。意味は「一人が万民のために、万民は一人のために尽くせば天下の人々は幸福(吉)となる」と言う意味がございます。私が個人的に好きな言葉です。石田三成があまりお好きでない方は申し訳ありません。今も大河ドラマで『軍師官兵衛』が放送中ですが石田三成、なかなかいやらしい描き方をしてますね・・・どうしても官兵衛よりなのでいやらしく描かれてしまい少し残念です。石田三成は民を一番に考えていたそうです。ただ本人のイメージがわるいですね。

 ただ今の世の中こういった思想をお持ちの方は少ないのかなと・・・先日も内閣の中でありましたよね、確か・・・・・敢えて申し上げませんが『大一大万大吉』といった思想はあまり見受けられないのかなと・・・・皆さんが皆さんそういうわけではないのですが、やはり悪いことはよく目立つものです。さて皆さんは『大一大万大吉』が出来ていますか?なかなか難しいですが心がけてみてはいかがでしょう?

 小さな事でもいいですから、例えば何気なく道に落ちているゴミを拾ってみたり、または車を運転している時に道を譲ってあげたり。そのような行いが自分にもよい形として帰ってくるはずです。どうかこのブログをみて皆様も『大一大万大吉』の気持ちを持って日々『陰徳』(隠れたよい行い)を行ってみてください。

 


2014年9月16日

今月の二十日より二十六日までの一週間が秋の彼岸にあたり、八月九月の二ヶ月間はお盆と彼岸の月であり仏様やご先祖様と接しやすい期間であります。お盆では、ご先祖様をお仏壇のある自宅に迎え供養しますが九月には彼岸を渡りご先祖様に会いに行く場所がお墓なのです。知ってか知らずか彼岸の期間が一年間でお墓参りをされる方が一番多いと感じます。 是非この期間にお墓参りや寺院などに永代供養をされている方も自分自身で足をはこび仏様やご先祖様との絆をふかめ今後の供養につとめて頂ければと感じます。


2014年8月21日

藤田紘一郎氏の「脳はバカ、腸はかしこい」を読んだ。

「脳はバカ、腸はかしこい」とは、一番分かりやすい例をあげると、脳は快楽の為に、暴飲・暴食したり、酒を飲んだり、タバコを吸ったりするが、腸は、体内に悪いものが入ってきても、文句も言わずに、せっせと消化・排出し、下痢という形で警告まで発してくれるということです。

私は、この本を読んで、全く、医学的なこととは関係ないのですが、「損得勘定は日本を滅ぼし、覚悟は日本を救う」という言葉が思い浮かびました。

頭は、理性的・合理的に考えることも出来ますが、大半の人は、快楽や損得勘定に振り回されています。しかし、それでも、自分は理性的・合理的・まともに考えていると、錯覚している人が大多数なのではないでしょうか。

それに対して、腹は、「腹を決める」「腹をくくる」という言葉が有るように、古来より、意志や覚悟を象徴する場所であり、東洋医学では「丹田」という下腹の内部にあり気力が集まる所が、健康に大きく関わっているとされています。

この本の中では、少子化・非婚化について、女性の結婚相手に求める条件が、三高(高収入・高学歴・高身長)といわれるほど高くなり、結婚を頭(損得勘定)で考えすぎるがゆえに、結婚に踏み切れなくなっているのではないか、と書かれています。その対策としては、愛すること、楽しむことを大切にする、頭で考えすぎないフランス人やフランスの法制度を見習うことなどが挙げられています。

私は、他に、自分の選択に対する覚悟の問題もあるように思います。昔は、自分の意志に反して、いいなずけと結婚させられたり、見合い結婚が多かったにも関わらず、今より離婚の数は少なかったというのは、現代人よりも昔の人の方が、腹が据わっていた(覚悟を決めていた)からではないでしょうか。

結婚を損得勘定でとらえることで、少子化・非婚化が加速されると、人口減少社会から、日本の国は地方から消滅していくことが、避けられない状況まできています。

もう一つ、私は、信仰も、覚悟が一番大事なのではないかと、思っています。

日本以外の多くの国の人々は、信仰は選択するものではなく、家や共同体・国の宗教を継承し信仰することに対して覚悟を決めているといえます。

最近、先祖供養の儀式である「葬式は要らない」などと言われますが、その論拠は、戒名料が高い、葬式に費用がかかりすぎるといった、損得勘定が基になっているようです。

宗教・信仰を、理性的・合理的に、選択できれば良いのですが、損得勘定を拠りどころにして、日本人の信仰の根幹であると私が考える「先祖供養」を捨てるならば、日本人の持つ信仰心・美徳・道徳心・倫理観・おもてなしの精神などは失われていくと思います。

おもてなしの精神をアピールし招致した、2020年東京オリンピックまでの間に、今後も、損得勘定で、先祖供養をないがしろにしていけば、日本人のおもてなしの精神のみならず、世界に誇る日本の治安も失われていくのではないかと、個人的には、危惧しています。

結婚と信仰について、損得勘定にまみれた脳を過大評価するよりも、腹をくくるという覚悟を持てば、日本は救われるのかもしれません。

 

 


2014年6月4日

最近は、セレブと言う言葉をよく耳にしますが、一昔前はリッチマンとよく言われていました。

お金持ちをマネーリッチ、自分の好きな時間の有る人をタイムリッチ、友達の多い人をフレンドリッチと言います。

お金があっても時間がない、時間があっても友達がいない、友達がいてもお金がない、貴方はなにリッチがいいですか?

心に余裕が有れば色々なリッチになれるのではないでしょうか。